無散水融雪システム
地中熱利用路面融雪システム (無散水融雪システム)
道路の凍結防止・融雪
「無散水融雪システム」は散水消雪のような水はねがなく、効率的でレベルの高い施設である反面、多量の熱エネルギーが必要となります。
しかし、「BHES」はその熱エネルギーを安定した地中熱でまかなうことにより、エネルギーコストの縮減を可能にしました。
しかし、「BHES」はその熱エネルギーを安定した地中熱でまかなうことにより、エネルギーコストの縮減を可能にしました。
ミサワの融雪はヒートポンプを使わない省エネルギーシステムです。積雪や凍結による交通事故を防止します。
システムのメリット
- どの地域でも熱源を確保できます。地下水、温泉水などを必要としません。
- 地下水の汲み上げによる地盤沈下の問題がありません。
- ランニングコストは循環ポンプ運転費用のみで非常に安価です。
- 安全性の高い不凍液(プロピレングリコール)が密閉循環します。
管の腐食やスケール付着の問題がありません。 - 地中熱交換器は安定した素材の高密度ポリエチレンパイプ製です。
耐久性に優れ、柔軟で耐震性があります。 - システムが単純で、メンテナンスが容易です。
自然エネルギーを生かし安全で快適な雪国の道路走行を提案します。
冬の交通の難所となるトンネル出入口やカーブ・坂道・橋梁部・交差点、また、歩道やチェーン着脱場、パーキングエリアに適応できます。現在70箇所の導入実績があります。
システムの仕組み
- 深さ50~150mの垂直ボーリング孔に地中熱交換器(パイプ)を埋設します。
- このパイプに不凍液を循環させます。地盤中で地中熱を採取し舗装版に埋設した放熱管に放熱します。
- 再び地中熱交換器に戻り、熱の供給をうけます。
夏は太陽熱で暖められた舗装版を冷却、その熱を地盤にストックし、冬にその蓄えられた熱を使うことも可能です。
ため池・湖水熱交換システム
PHES (Pond Heat Exchange System) 湖水熱 商標登録 第4691828号(T4691828)PHES
ため池・湖水の熱を利用した凍結防止・融雪
身近で自然にあるため池・湖の無限の可能性がかたちになりました。
システムのメリット
- 夏・冬ともに、ため池・湖の底の水温は、外気温の影響を受けにくくほぼ一定しています。
安定した熱供給ができます。 - 湖底に樹脂製の熱交換パイプ(スパイラルコイル)を沈めます。設備が簡単です。
- 湖底に熱交換パイプを沈めるだけなのでイニシャルコストを節約できます。
- 熱交換部分が樹脂製パイプなので腐食の心配がなく、長期にわたる耐久年数です。
システムの仕組み
- 水深3メートル以上のため池・湖底にスパイラルコイルを沈めます。
- 循環する不凍液が湖水の熱を採取します。
- ヒートポンプで熱交換し温水をつくります。
- 舗装版に埋設した放熱管にエネルギーを供給し、融雪、凍結防止をおこないます。